舞舞堂 〜maimai-do〜

バレエ舞台鑑賞録を中心に、好きなことを語る名古屋発のブログです。
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ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」続き

の前に、26日の記事、後から考えたらあまりにもネタばれでしたね。
今更遅すぎるのですが、ラスト等新鮮に観たかった方、申し訳ありませんでした。
これから書くこともネタばれになりますので、ご注意。改行しておきます。







グリゴロ版で私がおおっと思ったことをメモ的にいくつか。

まず、衣装、いやーマントだよね!ボリショイはとにかくマント、というのがありますが、白鳥も1幕のマント隊が素晴らしい。
ラッパを持って立っているだけのダンサーでも長いマントと長いお袖。しかも人数が多い。
そして一番の感心は、王妃様が出てくる前に、出てくるおかっぱ鬘をつけたマント隊の皆様。まあ、上級貴族ってことなんだろうけれど、みんなかつらもマントも似合う似合う。さすが、ボリショイ・ダンサーです。
でも、もちろんほとんど踊らない。優雅にお辞儀を何度も何度もするだけなんだよね。でも彼らがいるといないとでは、舞台の格と重厚さが全然違うだろうなという感じ。うーん、ボリショイです。

それから王子さまのお祝いに渡されるのが、剣なんですね。長剣。そしてお母様からは、先祖代々受け継がれてきたであろう、城主だけがつけることができる首飾り、じゃないなあ、なんていうだろうあれは。肩章のような、でも肩からかけるのではなく首からさげる飾りをうやうやしく頂きます。
冠ではないけれど、軽い戴冠式みたいな感じなんだよね。
通常のように弓をもらってまだ遊び気分、てのじゃないんだよね。(あ、マールイは何ももらいませんが)
この辺りもとても重厚で典雅な雰囲気がありよかったです。

そしてウヴァーロフ自身、インタビューで語っている通り、グリゴロ版は王子さま踊りまくり。登場の最初からがんがん踊るし、トロワももちろん踊る。
お祝いの式がはけて、一人になってからも、懊悩を表現する踊り。1幕はほとんど休みなしです。マールイの1幕踊らない王子さまとはえらい違いだなあと感心しました。
ウヴァーロフは破綻なくきっちり踊ってました。豪快なところは豪快で優雅に決めるところはきちんとエレガント。良いダンサーだよね。
私なんかは、あまりに正統的なのでもうちょっと遊びがどこかに欲しいなあ、なんて思ってしまうのですが、それはわがまま過ぎか。

あと、道化の岩田さんも素晴らしかったです。見せ場では思いっきりはじけてみせて、でも主君にはしっかりと仕えているという感じ。分別のある道化っていうとなんかヘンかもしれませんが、でもそういう風でした。出過ぎたことをしてご主人に怒られることは絶対ないだろうなあという道化。
そういう道化もかわいいしありだとは思うけれども、岩田さんの道化は違うんだよね。ご主人に何か危害が加わりそうだったら真っ先に盾になりそうな感じというかね。

それからロットバルトですが、グリゴロ版のロットバルトはほんとに悪ですねえ。でもって滅びないところがまたすごい。
王子を最初から操りまくってるし。だいたいオデットに引き合わせるのもロットバルトが操ったからで、全くの偶然じゃないんだよね。
ロットバルトは自分の作った筋書き通りに事が運んで、さぞかしご満悦なのではないかというか。

ベロゴロフツェフは良く踊っていて文句はないのですが、欲を言えばもっと濃くてもいいかなあ。というか濃いロットバルトが基本的に好きなのです、すみません。
でも、そうだな、あんまり濃すぎると物語の主役(影の主役ではあるが)になりすぎて、バランス悪くなるのかもしれない。
何かと話題のシュピレフスキーのロットバルトはどうなんでしょう?ちょっと気になります。

あと色々細かいことですが、各国のお姫様のソロの踊りを王子が見ないってのはどうなの?とちょっと気になりました。何故あの場には王子がいないのかな。一通り終わってから出てきて、揃って踊るところは見るけれども。
ソロの踊りのところの方がお姫さまそれぞれの個性が出てていいじゃん、と思いました。
スペインの姫はちょっとじゃじゃ馬かとかさ。いや、オシポワ上手かったですけれども。

ということでダラダラ書きましたが、もちろん色々言いたくなるほど良い舞台だったということで、しめとしましては、やはりロシア・バレエは素晴らしい!これにつきますね。
「白鳥」みるならロシア・バレエに限る、でもあるな(笑)。
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